「誰かのために」が、SoftBankだ。

SoftBankのお店は全国に5000以上
連携協定を結ぶ自治体は120を超えます。
それぞれの地域にそれぞれの課題があり、
​ひと任せにせず自らの想いで動く仲間がいます。​

​地元のお困りごとの受け皿になりたい。
​お客さまと心でつながりたい。​
地域の足を守りたい。
​やるべきだと思ったらとことん動く。

そのすべては、「誰かのために」。​​

今日も、日本全国で、​
「誰かのために」動き続ける​
SoftBankがいます。​

※ソフトバンク取扱店含む

Project Story

今日も、日本全国で
「誰かのために」動き続ける
SoftBankの仲間がいます。

地元の暮らし
もっと良くするために。

in 愛媛

動画サムネイル

もっといろんなことの役に立ちたくて、
地元の困りごとの受け皿になれる場をつくりました。

ソフトバンク店舗運営 日野 美江子

地元のみなさんのお困りごとの受け皿を目指し、ソフトバンクのお店の隣に新しい場をつくったのが日野です。スマホカメラ教室、マイナンバーカードの証明写真撮影、電動クルマ椅子の試乗、さらにはデジタル終活まで。「少しくらいはみ出したって、みなさんのためになれるなら」と語る日野の元には、今日も地域の住民が集まっています。

Q.株式会社ニューウェイブではどんなお仕事をされていますか?

入社した当時は保育園に通う娘を1人で育てながら仕事をしていたこともあり、事務員として人事や経理など裏方の業務を担当していました。子育てが落ち着いてからは、ソフトバンクショップの運営や通信機器の販売事業部責任者など、さまざまな業務に携わらせていただきましたね。入社して数年間は子育てしながら仕事をさせてもらっていたので、会社に恩返ししたいという気持ちが強く、いろいろな事にチャレンジしました。

社長になったのは2014年です。就任時は「私が社長でいいのかな?もっと優秀な人やできる人がいるのに」と悩んでいました。でもある時、仕事で会った経営者の方が、悩んでいた私に「社長は会社の一番の雑用係だからね」って言ってくださったんです。その「雑用係」っていうのが自分の中ですごく腑に落ちて。

昔から自分にできることは何でもやろうというスタンスで、会社のためにどんなことにも挑戦を続けてきました。だから社員の中で「一番の雑用係」を選ぶなら、私だなと(笑)。雑用だったらできると素直に思えて、気持ちが切り替わった言葉でしたね。

仕事中の風景1

社長に就任してからは、もっと地元・新居浜市の方々に貢献したいという想いで、地域に根差した事業を拡大していきました。例えば、地域ポータルサイトと地域ポイント事業の運営や、自治体と連携した働きもしています。会社の仲間や家族、友人だけでなく、地域のお客さまも、私にとっては大事な人です。そんな大事な人たちに必要とされる人になりたい。自分にできることは何かを常に考えて、さまざまなことに取り組んでいます。

Q.ソフトバンクショップの運営にあたり、直面した課題があれば教えてください。

お客さまのお話をお聞きするなかで気づいたのは、スマホを持っている方は増えていますが、私たちが当たり前にやっていることが、特に高齢のお客さまにとって高いハードルになっている場合があるということです。アプリをインストールするとか、古いアプリをアップデートするとか、そういった些細なことをサポートできる人がいない。先日も、お客さまが「スマホの使い方を聞くと迷惑がられるから、家族には聞きにくいんよ」とおっしゃっていて。そういう方がふらっと来て話せるような場所がないことが、地域の課題の一つではないかと感じました。

※ソフトバンク新居浜を運営する販売代理店

Q.課題解決のために、どのようなアクションをされたのでしょうか。

まず行なったのは、新型コロナウイルスのワクチン接種のオンライン予約サポートです。ワクチン接種がスタートしたばかりの時は、電話で予約がとりづらくWeb予約をする必要がありましたが、やり方がわからないという方が多くいらっしゃいました。そこでWeb予約のサポート窓口を作り、地域の方ができるようにサポートしたり、市役所や自治会館には皆さまにとって分かりづらいポイントを報告したりしていました。また、スーパーマーケットや産直市場等に出向いて、マイナポイントや地域ポイントのアプリサポートができる小さい窓口も開設しました。対面にこだわったのは、お客さまの顔を見ながら「何かできることはありませんか」と直接お話ししたいという想いがあったからです。

他にも、ソフトバンクショップの隣にお客さまが気軽に相談できる場もつくりました。もっと地域に貢献したかったですし、「私たちはここにいます、気軽に来てください」という場所をつくりたかった。生活の中では、何かあった時にどこに聞けばいいかわからないという場面もありますよね。実際に店舗があれば、すべての受け皿になれる。とりあえずここに来てもらえば、お困りごとが解決できるかもしれないし、できなかったとしてもできる人にお繋ぎしますという、そういう想いで立ち上げたお店でした。

仕事中の風景2

もともと私は好奇心旺盛で、いろんなことにチャレンジするタイプですが、この精神はソフトバンクの「まずやってみよう」「やりながら考えよう」「課題がでたら改善しよう」とどんどん前に進んでいく社風から影響を受けている部分もあると思います。そういったチャレンジ精神で、ショップ運営を一生懸命やっていった結果、「動きながら考える」精神が身についた。私にとってそれはすごく大きな学びでした。考えすぎたら一歩を踏み出せないけれど、目の前の人にとって役に立つことだと思えたら迷わずやってみる。これは、ソフトバンクショップを運営していたからできたことだと思っています。

Q.地域に根ざしたお店ならではの取り組みがあれば教えてください。

お店の認知度を上げる取り組みとして、「ニイハ地場(じば)祭り」というイベントを開催しています。地域のお店さんにも参加してもらう合同イベントです。「スマホ相談会」はもちろん、飲食店やハンドマッサージ、電動車いすの試乗会、終活の相談会なんかもあります。

イベントでまずうちのお店があるビルに来てもらい、少しずつお店のことを知ってもらえたらという狙いはもちろんありますが、それ以上に地域のお店さんや企業さん同士でつながっていただきたいという想いがあります。私たちがハブとなってイベントをすることで、人々がつながり、それがまた別の企画につながっていく。地域のネットワークが広がっていくのを間近で見られることが、イベントをやっていて楽しいところでもありますね。

仕事中の風景3

Q.最後に今後の展望を教えてください。

地元でできることは地元でやっていきたい。そういう、地産地消ならぬ「地困地消」を進めたいという想いがあります。地域の方に、「あそこのお店に行ったら教えてくれるよ」と思ってもらえる存在になりたいです。

当然、うちの会社だけで解決できることは微々たるものだと思います。目標とする存在となるためには、地元の企業や自治体、外部の企業、そして何より地域の方とつながっていかないといけない。何かあった時に「あの人に聞いてみよう」って最初に思い出してもらえる人。私だけでなく、お店や会社がそんな存在になれたら、それが働く喜びや頑張る原動力になりますよね。そういういい循環ができたら、仕事ってもっと楽しくなると思うんです。だからやっぱり、もっといろんなことを手伝いたい。もっと役に立ちたい。もっと必要とされたい。これからも、地域のためにとにかく動いて、働く人もお客さまも幸せになるようなお店を目指していきたいです。

すべてのお客さま
笑顔にするために。

in 岩手

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お客さまと心でつながるために、いつか使うかもしれない手話を学びました。

ソフトバンクショップ販売員 木田 翔也

その日は、突然やってきました。耳の不自由なお客さまに気づくと自然と手話が出たと販売員の木田は言います。その手話がきっかけで話しやすくなったと、お客さまが喜んでくださいました。「すべてのお客さまに笑顔で帰ってほしい」という想いを胸に、彼は仲間たちと笑顔でお客さまをお出迎えしています。

Q.接客で手話を取り入れたきっかけを教えてください。

もともと手話に限らず、障がいを持っている方に対して何かアクションができないかと思っていました。というのも、実家が営んでいた理容店が定期的に病院を訪問しており、幼い頃から私も手伝いとしてついて行っていました。そこで病気や障がいを持っている方とお話ししたり接したりする機会が多くあり、自然と自分にできることはないだろうか、と考えるようになったんです。

仕事中の風景1

手話を接客に取り入れるようになった直接のきっかけは、以前勤めていたソフトバンクショップで耳の不自由な方の接客をしたことです。その際、筆談でお話しをしていたのですが、どうしても緊張感がなくならず、お客さまの表情も固いままなのが気になっていました。また、急な携帯電話の故障などで来店してくださるときなどは、不安感もあってとても緊張されていると感じていて、なんとか気持ちを和らげられないかと思ったんです。

そこで、全日本ろうあ連盟会員の友人に頼んで、簡単な手話を教えてもらい、耳の不自由な方が来店してくださった際に挨拶などを手話で行うようにしました。「こんにちは」「いらっしゃいませ」と手話で挨拶すると、とても驚かれたあとに笑顔でお話ししてくださって。それが嬉しくて接客のための手話を勉強するようになりました。

Q.接客に手話を取り入れたことで、どんな効果がありましたか?

やはり、お客さまとの距離が近くなることですね。タブレット端末の音声入力を使っていると「これはどうなっているんですか?」とお客さまから質問をいただいたり、手話で話すだけでも笑顔になってくださったり。お客さまとのコミュニケーションの間口が広がったように感じます。手話はお客さまに心を開いていただくための一つのツールなのかもしれないです。

その場ではご契約いただかなかった場合でも、「木田さんに優しい接客をしてくださって嬉しかった」とおっしゃって、後日、ご家族と一緒に来店くださった方もいらっしゃいました。自分と話したことでお客さまが優しい気持ちになってくださったことが嬉しかったですね。

仕事中の風景2

また、私は手話のプロではないので、耳の不自由な方とお話ししたりご契約をさせていただいたりするときは、手話とタブレット端末の音声入力機能を併用しています。筆談だけだと、契約に2時間から3時間程度かかってしまうところを、手話と音声入力を活用することで1時間程度で終わらせることができているので、お客さまの負担を減らすことにつながっていると感じています。

Q.木田さんが接客において大切にされていることを教えてください。

「自分と関わったお客さまに、笑顔でショップから帰っていただく」というのは心のなかで決めているルールですね。契約となると、どうしても法律上、案内しなければいけない項目が数多くあり、お客さまが疲れてしまうんです。なので、お話しする際は、出身地であったり趣味であったり、そういったポイントから会話を広げて、お客さまと楽しく話せるように心がけています。

そうした会話を重ねることで緊張感がほぐれて、自然と信頼してくださる関係値を築けるのではないかと思っております。

仕事中の風景3

Q.最後にソフトバンクスタッフとして働くなかでの今後の展望を教えてください。

ソフトバンクはチャレンジする人を応援してくれる社風があります。実際にエリアマネージャーや部長に自分のやってみたいことをお伝えすると、アドバイスをいただいたり会議にかけて検討してみてくださったり。チャレンジできる土壌があると感じていますね。

いまは店舗のリーダーをやらせていただいているのですが、今後はお店づくりにも携わっていきたいです。例えば他業態では主なコミュニケーションが手話の店舗がありますが、私もそういったお店づくりにチャレンジしたいです。ソフトバンクにはすでに「SureTalk」という手話ユーザーと音声ユーザーのコミュニケーションをつなぐアプリがあるので、こういったソフトバンクならではの技術を活用しながら、目標を実現できればと思っています。障がいのあるお客さまであっても、満足して笑顔で帰っていただけるお店をつくるのがいまの目標です。

仕事中の風景4

地域の足を守るために。​

in 日本各地

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地域の足を守るために、日本各地で自動運転バスの実装を進めています。

ソフトバンクグループ企業 BOLDLY Inc. CEO 佐治 友基

「遅かれ早かれ、移動手段に困る時代がやってくる。」佐治は日本中を自動運転バスでつなげるネットワークこそが必要だと感じ、ソフトバンクから今のBOLDLYを立ち上げました。彼がイメージするのは、誰もが使える「横に動くエレベーター」。日本中のひとの想いも乗せて、素敵な未来が今日も街を走っています。

Q.自動運転バスの事業を起案したきっかけを教えてください。

きっかけは10年前、実家の茨城に住む父親が突然、末期の脳腫瘍を患ったことでした。すでにステージ4で、余命は3カ月。東京で働いていた私は、理解のある同僚に助けられて仕事を切り上げたり休みをもらったりしては、何度も父のもとへ通いましたが、地元についてもバスやタクシーは少なく、やっとの思いで病院にたどり着いてもすぐに面会時間が終わってしまい、病院をあとにする。残された時間を思えば毎日でも会いに行きたいのに、なかなかそれが叶わない。

「大切な人に、会いたい時に会いに行く」。誰もが持つこの根源的な思いを、移動の問題によって妨げられてしまうことを痛感する経験でした。そこから、ぼんやりとですが移動の課題について考えるようになったんです。

仕事中の風景1

少し経って、自動運転技術の進化が盛んに報じられるようになった頃に、地方の自治体やバス会社へ自動運転の必要性についてヒアリングに行きました。その際、ある方が明かしてくださったのが、全国のバス事業者が抱える深刻な課題です。地方のバス会社は多くの赤字路線を抱えていることに加え、ドライバーの高齢化などでバス運転手の担い手も不足。地域の移動手段を絶やさないために頑張っているが、立ち行かなくなりつつあるということでした。

そこで、2015年に開催されたソフトバンクのビジネスアイデアコンテストに、自動運転バスの事業で挑戦しました。500件の応募のなかから2位になり、同年の10月には事業の方向性を決定。経営会議でも事業内容を認めていただき、翌年には会社を設立することができました。構想からたった1年足らずで会社化が実現したというスピード感は、車業界の方などには驚かれますね。若手や新しいアイデアを認めて応援するソフトバンクならではだと思います。

当時、私がイメージしていたのは、人材不足にあえぐ全国のバス事業者を自動運転技術でアップデートすること。バスを安全に運行させるために必要となる遠隔監視システムを地域の方がマネジメントし、100年後、200年後も続く仕組みを構築することです。そして、そのためのITプラットフォームはソフトバンクが提供する。移動通信を手掛けるソフトバンクが、それをやらなくてどうするんだと思いました。

Q.全国各地で実証実験を重ねるなかで、印象深い出来事や新たな発見はありましたか?

2018年度に、鳥取県の八頭町で自動運転バスを走らせる実証実験を行いました。その際、山の麓の神社に「自動運転バスありがとう」という横断幕が掲げられていたんです。バスの運行中にも、たくさんの人が乗りに来て「楽しみにしてたよ」と握手を求めてくれました。あれにはグッときてしまいましたね。

聞けば、私たちが実験を行うことが決まってから、住民の方が集会を開くなどして自動運転バスについて学ぶ機会をつくってくださっていたそうなんです。実験終了後も、地域のおばあちゃんたちが私の手を握り、涙ながらに「必ず実用化してください」とおっしゃってくださいました。街の方は本当に自動運転バスを心待ちにしている。裏を返せば、それくらい日常の移動手段に困っているのだと、改めて感じる出来事でした。絶対にやり切らなければいけないと、より決意が固まりましたね。

仕事中の風景2

Q.改めて、ソフトバンクがこの事業に取り組む意義を教えてください。

ソフトバンクには「情報革命で人々を幸せに」という経営理念があります。ぼくはこの言葉に共感し、入社を決めました。自動運転バスは、まさにITの力で人々を幸せにするもので、我々の理念にぴったり当てはまる事業ではないかと思います。

これまでもソフトバンクって新しい技術を世の中に売るだけじゃなくて、使いやすいプランとか、わかりやすく説明することをとおして貢献してきたと思うんですね。自動運転バスも同じことだと考えています。何気なく乗ったバスが、じつはインターネットにつながって動いていた。バスだけでなく、椅子や建物など身の回りのものが全てインターネットにつながり、知らず知らずのうちに恩恵を受ける。それをソフトバンクが黒子として支える。そんな情報革命のやり方もあるんじゃないでしょうか。

ソフトバンクはどれほど規模が大きくなっても、ベンチャースピリッツを失わない会社だと思います。トップ自身がたくさん挑戦しているだけに、社員に対しても挑戦を推奨するカルチャーがあるんです。なかなか上手くいかないことでもチャンスととらえ、二重三重の策を巡らせていく。それが許されるのは、ありがたいですね。

Q.この事業を通して、どんな未来をつくりたいですか?

私たちの目的は、全国の交通網をカバーし、全ての地域から「移動弱者」をなくすこと。自動運転バスはそのための手段の一つに過ぎず、全てをBOLDLYのシステムに置き換えようとは考えていません。

「移動弱者」をなくすために必要なのは、地域にあるタクシーやコミュニティバスとの連携です。たとえば、地元のバス会社の赤字路線など、事業の継続を妨げる可能性のある場所を自動運転バスが引き受けて、既存のバス路線が運行する地域まで乗客の方を運ぶ。そこから先は、地元のバス会社にお任せする。そんな役割分担ができたら理想的ですね。

現時点での具体的な目標として、2030年に1万台の自動運転バスを普及させることを掲げています。そして、3000人の遠隔監視者を育成して、日本における自動運転の運行体制を整えます。監視者の方々が徐々にキャリアアップして多くの報酬を得つつ、地域の人々からも感謝される。そんな事業へと育てていきたいです。

ぜひ、2030年を楽しみにしていてください。その頃には自動運転バスが日常の足になり、当たり前に利用できるようになっているはずです。子どもが生まれて初めて乗ったバスが自動運転だったり、90代、100代の親がいつまでも行きたい場所へ出かけられる。そんな当たり前をつくるために、人生をかけてこの事業に取り組んでいきたいと思います。

仕事中の風景3

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